教職員向け

PowerPointを使って思考の可視化を

PowePointを使って思考の可視化をPowerPointの描画機能を使うと、子どもたちが自分の考えを簡単に表現できるようになります。

日々先生方はICT教育の充実に図られていると思います。今回は、PowerPointを使った授業の提案をしていきます。

PowerPointとなると、プレゼンテーションなど発表の場で使う物と考え、授業で使いにくいと考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、PowerPointの描画機能を使うととても簡単に使えます。

描画機能では、画面にタッチすることで文字や絵を描くことができます。スマートフォンやタブレットをよく使う子どもたちならすぐに使い方を理解し活用できます。

PowerPointのホーム画面の描画をタッチすると使えます。

使い方はとても簡単です。ペンの色や太さを自由に変えて使うことができます。

では、どのような授業実践が考えられるでしょうか。

1つめは、画像に書き込むという方法があります。教科書などを画像として貼り付けると、本文に線を引くなどできるでしょう。今まで教科書に直接書き込むことが多かったと思いますが、間違ったときに消しづらかったり、書き込んだ内容を共有しづらかったりしました。PowerPointに書き込むことによって訂正も容易になり、子ども同士が考えを共有しやすくなります。さらに、子どもたち自身が撮った写真画像に書き込むということもできるため、生活科や理科の観察学習でも大きな効果を発揮します。

Googleマップより

2つめは、思考ツールとして使う方法があります。タッチ操作で直接画面に書き込むことができるため、簡単に自分の考えをコンピュータ上に表現することができます。

3つめは、絵画作品として使う方法があります。図画工作科や美術家の学習としてデジタル作品を作ることも良いでしょう。また、構想を練るための下書きとしても十分に活用できます。

この描画機能は、音声入力システムであるディクテーションと違い、自分でかく必要がありますが、スマートフォンやタブレット操作に慣れている子どもたちにとって非常に簡単に自分の考えを表現できます。そのため、キーボード入力に慣れていない低学年の子どもたちや支援を要する子どもたちにとってとても有効なツールだと考えられます。

是非ご活用ください。