ICTを使った授業の活用法をお伝えします。
カメラ機能は授業で使っていますか?カメラ機能は最も簡単に使えるICT活用方法の一つだと私は考えています。
小学校低学年から活用できる便利な方法です。例えば子どもたちがノートに書いたことを発表するとき、その場で立ったり、黒板の前に出たりして発表する機会が多いと思います。このとき、発表する子どものノート内容を共有できるとさらに子どもたちの理解が深まります。そこで、ノートをタブレット等のカメラ機能で写真に撮り、電子黒板やプロジェクタに映します。
そうすると、言葉だけでは伝わりづらい内容を容易に共有できるようになります。
このようなノートを写真に記録して映す授業としては、算数の計算方法の提示や生活科や理科といった授業で書いたイラスト、図画工作の作品発表等に活用できます。
実際に私も授業の中で算数の問題の解き方や理科で書いたイラストの発表等にカメラ機能を使っています。言葉だけでは伝わりづらいことを伝えるときや、黒板に書いてもらうと時間がかかってしまうといった時に便利です。さらに、前に映し出されるということから丁寧に書こうとする子どもたちも増えてきます。
一方でデメリットも存在します。それは、発表者の方を見なくなってしまうということです。多くの先生方は発表者の方に体を向けたり、顔を向けたりする指導を行われていると思います。子どもたちの発表内容を電子黒板やプロジェクタに映すと全員がモニタの方に注目してしまい、発表者の方向を向かなくなってしまいます。もちろん、モニタ等の前に立って発表してもらうことで解決することは可能です。
ただ、それ以上に内容が伝わりやすいというメリットがありますので、積極的に活用されてはいかがでしょうか。